多色パレットは楽しい
今年に入っていくつかアイシャドウパレットを買って、どれもお気に入りなんだけど、2018年ベストアイシャドウはすでに決まっています。
今年まだあと5ヶ月あるんだけどね。
再販で買われた方も多いでしょうし、Twitterでもマシュマロでブログを書いて欲しい!という声をいただいたので、今日は【NARS ウォンテッドアイシャドーパレット】についてだらだら書きます。
わたしはNARSを使うことが圧倒的に多いので、自然とこれまでアイシャドウに関しては単色を組み合わせたり、シングル+デュオという使い方が多くて、あとはベーシックな4色パレットばかり持ってました。
海外のYouTuberとかインスタの女の子たちがよく使ってるような、たくさんの色が詰め込まれてるパレットは見ていてとっても可愛いし夢があふれてるけど、「持て余しそうだな〜」とか「どう使っていいかわかんないな〜」と漠然としたイメージを持っていて、要は食わず嫌いだったわけです。
そんなわたしも去年NARSのローデッドアイシャドーパレットで初めて多色パレットというものを手にしたんだけど、めっちゃ便利やんこれということに気づき、次また何か出たら買うだろうなと思っていたところに発売されたのがウォンテッドパレットです。
ウォンテッドパレットはこんなやつ。
ローデッドよりもコンパクトで薄く、軽くなっています。
あと今までのNARSissistのパレットはミラーっぽいデザインで統一されてたけど、ウォンテッドのシリーズはこのモザイクがかった人の顔面の写真が使われてて、よりスタイリッシュ。
余談ですが、予約した際にNARSの担当さんが「今回パレットが薄くなってるんです!!」ということを何よりも先に大喜びで言われてたんだけど、視点がマニアックでとても良いと思いました。
中身はこんな感じ。
1枚目、さっき撮ったので使用感ありありですみません。
これ、情報解禁された当初からウォームトーン好きが5000億個買うやつだなと思っていたんですが、実物もやはり最高に可愛い。
左側半分が
ほんのり光沢のあるマットアイボリー(Biarritz*)
シルキーなピンクベージュ(Satisfacion)
ウォームトーンのマットベージュ(Shadow hill)
マットなミディアムブラウン(Seven heaven)
キラキラのクリアなグリッター(Shooting star)
シマーなチョコレートブラウン(Lala)
という感じで、これらがもう使いやすすぎて愛さずにはいられない。
右側半分は
パールが綺麗なピーチベージュ(Delirium)
ほんのりシマーが効いた渋いレッド(Temptress)
コッパーにレッドの偏光ラメ(Mendoza)
メタリックなベリーカラー(Wicked game)
カーキがかったアンティークブロンズのグリッター(Fallen star)
締め色のマットな黒に近いダークブラウン(coconut grove*)
と、鮮やかな色やラメが効いた一癖あるカラーたち。
(*がついた色は既存のシングルにあります。)
スウォッチは撮る気力がありませんでした。(爽やかな笑顔)(現在6時 in the morning)
このパレット、2色入った赤やキラキラのグリッターが目を惹くのでパッと見「派手」という印象を持つ人が多いのではないかと思うし、わたしもそうでした。
でも、いざ使ってみるとナチュラルメイクやベーシックなブラウンメイクから、ラメを乗せて華やかに見せたり、赤を効かせてイマドキな顔にもできるし、とにかく使い勝手の良さがエグい。
粉質もとてもスムースで柔らかくて伸ばしやすくぼかしやすく、ひと塗りでなめらかに発色してくれて、正直NARSのシングルやデュオは色によって粉質や発色にバラつきがあって、全てが最高とは言い切れなかっただけに感激しています。
グリッターカラーもしっとりしてラメ飛びせず、なおかつ瞼の上でキラッキラに主張する。
わたしは特に左側半分のベージュ〜ブラウンのカラーがものすごく好きで、他のアイシャドウを使う時も必ずこの中から1〜2色は使っています。
この写真からめちゃくちゃ使ってるのが見て取れるよね。
↓わかりやすいように番号を振りました。
5.6を混ぜて瞼全体に広めに塗るとグッと彫りが深く見えるし、1.2で最後に眉下をささっとぼかせば自然なグラデーション、あとはスティックアイシャドウを塗った後の押さえに最適。
毎日使うもの、ないとメイクができないものって、こういう派手さはないけど良い仕事するやつなんだよね結局は。
特に5.6はわたしのスキントーンにバッチリ合ってて、最初に瞼に塗るベースのアイシャドウはツヤツヤでパーリーなカラーより、こういうマットなベージュやブラウンの方が好きです。
あと10 Lalaが非常に素晴らしいブラウンで、寝坊して生きるか死ぬかの時は最悪シャドースティック塗ってこれをベタ塗りして、何かしらのベージュでぼかせば、朝は早起きしてヨガしてスムージー飲んでから丁寧にメイクしてますみたいなツラができます。
もう日々使いまくっててもはや穴があいてる。
これだけシングルにして発売してほしい。
わたしのよくやる塗り方は、
NARSのベルベットシャドースティック 8265(明るめのコッパーブラウン)を上下瞼にグリグリして指で全体に伸ばし、2をNARSのブレンディングブラシに少し取って押さえ、シャドースティックを塗った後のペタつきをサラッと整える。
5.6をNARSのアイシェイダーブラシで混ぜて瞼のくぼみを意識しながら塗る。(ブラシの先をくぼみに押し込むような感じ。)
12をNARSのスマッジブラシで目のキワにライン状に引く。
10をNARSのプレシジョンコントゥアーブラシに取り、12で引いたラインをぼかしつつ、二重幅を少し超えるくらいまで乗せてブレンド。
1.2をブレンディングブラシで混ぜて眉下の境目やエッジをぼかす。
最後に任意のグリッター(7 Mendozaの頻度高め)を指で黒目の上あたりにポンポンと乗せる。
こんな感じです。
下瞼はシャドースティックの後に5.6混ぜて塗り、10を重ねて終わり。
あまり下瞼にラメや明るい色を塗るのが好きじゃないので、ブラウンをゴリゴリに塗って目の下の余白を死に物狂いで消します。
最後に乗せるグリッターを変えれば違うメイクに見えるし、赤を使いたい時は下瞼に4と10を混ぜて塗ったり、二重幅にガッツリ塗ってから10を重ねたりしても可愛い。
今年のNARSのスプリングコレクションと共に発売だったのもあってか、同じコレクションのリキッドブラッシュ Hot tin roofやリップカバーのUnder arrest・Hell Gateあたりと合わせるとめちゃくちゃ可愛くって、春コレでメイクする度にフランソワに年貢を米俵100俵くらい納めたい気持ちになる。
とにかく今年の春は近年のNARSのコレクションの中で個人的に一番好きでした。
こんな感じでわたしのような多色パレット初心者でも、ウォンテッドは買って以来今も飽きずにほぼ毎日レベルで使っているパレットです。
しかもこれ12色で税込7992円なんですよ。
もうねバカなのかと。実質無料かと。
NARSの限定パレット類は既存の価格設定をフル無視してるので気に入れば絶対に買うべき。
今年は色々素晴らしいアイシャドウを買ったし、来たる秋コレ最前線に向けて財布と命を燃やす所存ですが、これがわたしの【2018年で最も買ってよかったアイシャドウパレット】です。
手に入れた方はどうか楽しいウォンテッドライフを送ってください。