NARSのズルいヤツ
口紅やリキッドリップってわたしの中では最も軽率に買ってしまいがちなコスメです。
長らくリキッドリップやグロスよりもマットでクリーミーでハイピグメントなタイプの口紅が好き(NARSのオーデイシャス然り)だったんだけど、去年くらいから色んな質感やフォーミュラのリキッドリップがどこのブランドからもたくさん出ていますよね。
グロスよりベタつかず落ちにくく、口紅並みに高発色だけど軽い質感のものが多いのが嬉しい。
バカみたいに暑いからあんまりこってりクリーミーな感じの気分じゃないというのもあってか、口紅よりも最近はそういったリキッドリップばかり使っています。
というわけで、7月20日に発売されたNARSのアレが破壊的に可愛くて大変だって話をします。
NARS
フルビニールリップラッカー
これね、わたしあまり日々唇にラメを乗せることがないもんだから、最初情報解禁された時は「こんなツヤツヤテカテカギラギラ無理怖いハイ解散」って感じだったんだけど、気づいたら予約開始日の朝、いそいそとNARSに電話していたんだよね…。(夏の恐怖体験その2)
この商品は全て限定で、わたしが買ったのは下記の2色です。
2436 ABRUZZO
2437 CAPE TOWN
…。
……。
………。
なんやこれは。
引き取りに行くまで実物見てなかったんだけど、あまりのギャラクシー具合に心拍数が5億くらいになりましたね。
とりあえず使い方を教わるがてら、ABRUZZOをタッチアップしてもらったんですが、液は厚みがあるけどベタつきは少なく、数時間経ってもNARSの他のリキッドリップと比べてかなり保湿されているなぁと思った。
落ちた後の唇がパリパリにならないし、ベースの色も残ってる。
あとアプリケーターが今回特殊な作りになっていて、モケモケの起毛面で塗るとツヤツヤが抑えられて馴染む仕上がりに、プラスチックのスパチュラみたいな面で塗るとたっぷり液が乗って売り文句通りのビニールみたいな質感になります。
これは結構使いやすい上に仕上がりも明確に違うのでとっても良いなと思った。
ABRUZZOは容器に入った状態だと結構キツめのパープルにゴールド〜グリーンの偏光パールって感じ。
アッこれTwitterのコスメ界隈が大好きそうなヤツじゃん。
実際に塗ってもらうとしっかりパープルなんだけど、偏光はそこまで激しくなくて思ったより使いやすいと感じたし、びっしり入ったキラッキラなピンクラメのおかげでパープルでも寒い日にプールから上がった後の人にならずにすみます。
(左:ABRUZZO,右:CAPE TOWN)
ダークカラーにメタリックなきらめきがもうめちゃくちゃオシャレなんですよねこれ。
目元をNARSのKuala Lumpurみたいなボルドーにしても当然合うだろうし、わたしがいつもしているブラウンやオレンジのアイメイクに合わせても可愛いし。
わたしの中でこういうリップってテンション上がって買ったものの使うのに勇気が要ったり、結局使わずじまいで観賞用で終わるパターンだったんですが、もう最近毎日塗っています。
そして2437 CAPE TOWNはメタリックなゴールドのベースにピンクのシマーです。
巷ではみんな大好きトムフォード先輩のアイカラー、スフィンクスのリップ版と言われていますが、確かに似てる。
あとはPat Mcgrathのmothership sublimeに入っているVR Nectarにも見た目が似てると思う。
元々アイシャドウでもゴールドやベージュにピンクシマーとか多色ラメみたいなやつが大好きなので、これはいわゆる性癖買いです。
他のリップの上に重ねて輝きを足したり、リップトッパー的な感じに使うんかな?と思ったんだけど、普通に塗ると意外とベースのゴールドがガツンと乗ります。
メタリックかつ、透け感がない感じなので唇の色がフルカバーされるし、輝きの効果でさらにヌーディーに見えるから、あまりこれ単体で似合う人は少ないような気がする。
海外のヘルシーな女子たちは大好きそうだよねこれ。
わたしはこれ単体で塗ったらめでたくパラパラに命懸けてるサイバーなギャルになりました。
でもね夏には向かないような濃い色のリップに薄く重ねたり、唇の山や中央にハイライト的な感じで乗せると大変可愛いんですよ。
残念ながら残念な着画ですが、ラメの輝きわかる?わかるよね??わかんないならもういい…帰る…!!(突然のメンヘラ)
てな感じで、どんだけ喋るんやコイツってドン引きされてるとは思いますが、これらが今一番わたしの中でアツいリップです。
こういうやつを普通に限定で出してくるNARSってほんとズルだよね。